フコイダンについての主要文献
著者 雑誌名 特徴的作用
Kylin. H. Z. 1913 Physiol,Chem. 83:171
褐藻類から雁初に分離し、フコイダンと命名した。
富士川龍郎、中島克子 1975 農芸化学会誌 9:455-461 種々の褐藻類のフコイダンの分布と理化学的性状を調べた。
Sugawara, I, & Ishizuka, S. 1982 Cell. Immunol. 74:162-171 T-細胞マイトージェンとB細胞アクティペーター作用はHepより強いと報告。
Usui, T. et al. 1980 Agrie. Biol. Chem. 44:1965-1966 SR180での抗腫瘍作用。50mg/kg/dayの投与で80%抑制。2/5で完全抑制。
Maruyama, H. et al. 1987 Kitasato Arch, of Exp. Med.
60:105-121
褐藻類から調整したフコイダンの抗血小板作用と抗腫瘍作用(SR180、90.4%の増殖阻害)を報告。
Robarts, D. D. et al. 1986 J. Biol. Chem 261:6872-6877 フコイダンがラミニン、トロンボスボンジンの硫酸化糖脂質への接着性を強く阻害するが、vonWillbrand factorには影響しない。
McCaffrey. T. A. et al. 1992 BioChem. Blophys. Res. Commum.
184733-781
フコイダンはヘパリンよりも動脈内皮細胞肥厚抑制に有用である。
Ramsden. L. and Rider. C. C. 1992 Eur, J. Immunol 22:3027-3031 フコイダンはIL-1α&β、IL-2およびIL-6と親和性を有し、IL-2とIL-6、特にIL-2の活性を完全にブロックする。これはヘパリンとほぼ同等の活性である。
Garcia-Villalon. D. et al. 1991 Antiviral Res. 15:139-148 African swine fever virusの複製をBC50、300μg/mLで阻害する。
MaCaffrey. T. A. et al. 1991 J, Csll. Physiol. 159:51-59 TGF-β1と枚合体を形成し、TGF-β1がα2マイクログロブリンと複合体を形成するのを防ぐことにより、TGF-β1活性を防御する。
Soeda. S. et al. 1994

Jpn. J. Cancer Res. 85:1144-1150

3LL細胞の検討から、腫瘍細胞浸潤とラミニンへの接着を阻害する。
また、u-PA活性を抑制させる作用も報告。
Soeda. S. et al. 1995 Biochim. Biophys. Acta 1269:85-90 過硫酸化フコイダンはエンドトキシン(LPSなど)誘導PAインヒビター1を抑制する。
Ito. H. et al. 1993 Anticancer Res. 13:2045-2052 エールリッヒ腹水癌細胞の増殖を20mg/kgで顕著に阻害した。
またマクロファージの活性を増強した。
Rozkin. M. Y. et al. 1987 Iloctynhma 01, 06:63-68
抗血液凝固作用報告、作用機序はヘパリンと異なる。
Rozkin. M. Y. et al. 1986 Iloctynhma 07,05:48-51 抗血液凝固作用報告、作用機序はヘパリンと異なる。
Bernardi. G. and Springer. G. F. 1962 J. Biol. Chem. 237:75 抗血液凝固作用を最初に報告。
Colliec. S. et al. 1994 Phytochemistry 35:697-700 MW21kや32kに低分子化したフコイダンにも抗血液凝固作用がある。
Rozkin. M. Y. et al. 1990 Iloctynhma 01, 06:53-56 血清脂質低下作用を静注で確認。
Millet. J. et al. 1999 Thromb. Haemost. 81:391-395 SkDaに化学的に低分子化したフコイダンにも抗血液凝固能を認
める。
Gan. L. et al. 1999 Invest. Ophthalmol. Vis. Sci.
40:575-581
起炎部位への白血球の浸潤をフコイダンがブロックし、炎症を抑制した。
Maxeiner. H. et al. 1998 J. Exp. Med. 188:2257-2265 マクロファージスカペンジャーレセプターをブロックして酸化LDL、アセチル化LDLの収り込みを阻害して泡沫化を防ぐ。
Heinzelmann. M. et al. 1998 Infect. Immun 66:5842-5847 LPS誘導単球からのTNF-αの産生を抑制し、抗炎症効果を示した。
Mauro. M. et al. 1997 British J. Pharmacol. 120:1059-1066 Fucoidinはphorbol myristate acetate誘導好酸球の凝集を阻害。
またselectinとの反応を抑制し、アレルギー炎症部位への集積阻害による抗炎症作用を示す。
Mauro. M. et al. 1996 J. Leukoc. Biol. 59:389-396

FucoidinはC5a誘導好酸球の活性化を抑制する。

Imanari. T. et al. 1999 Thromb. Res. 93:129-135 Fucoidinは高分子の状態で消化管から吸収され、部分的に脱硫されて腎臓から排泄されていた。
Kariya. Y. 1990 J. Biol. Chem. 265:5081-5085
Fucoidanは腸内細菌で分解されない。
Logeart. D. et. al. 1997 Eur. J. Cell BioL 74:385-390 褐藻類由来FucanはHepよりも平滑筋細胞増殖抑御を示す。これは可逆的でG0 G1期をブロックする。
Tovar. A. M. et. al. 1996 Atherosclerosis 126:185-195 F-Chsはlow density lipoproteinと強い親和性を有するが、脱F、脱硫するとこの作用が消失する。
Mourao. P. A. et. al. 1996 J. Biol. Chem. 271:23973-23984 S contを同一にするとF-Chsの抗血液凝固能は他のFucanよりも高い。脱F、脱硫、depolymelizeすると消失する。
谷 久典、大石一二三 2001 New Food Ind. Fucoidanは組織結合型LPLを活性化して血清TGを顕著に低下させる。
谷 久典、大石一二三 1997 食糧・栄養学会 FucoidanはIL-4の産生を抑制して、Th2分化誘導を抑制する。またIgE-Ant複合体のマスト細胞結合性を阻害し、ヒスタミン遊離を抑制する。